三重県紀勢町/南伊勢町 有地山(555.6m) 2011年12月30日

所要時間 13:06 棚橋トンネル東口−−13:14 稜線−−13:52 有地山 13:54−−14:22 稜線を離れる−−14:26 棚橋トンネル東口

概要
 棚橋隧道東口の登山口から往復。稜線に出るまでは道は明瞭だが稜線東を巻き始めてからは落ち葉に埋もれて分かりにくいが籔は無い。山頂は西側の展望が良い



棚橋トンネル東口 ここが登山道
こんな書き込みも ちゃんと標識もある

 有地山は、地形図によると南にある棚橋トンネル東口から破線が描かれているのでそこから登ることに。トンネルは旧国道のもので今は車の通行はほとんど無く豪雨の影響で通行止めになっていないか心配だったが、トンネルまでは通行可能。その先は通行止めとなっていた(国道バイパス工事の影響らしい)。トンネル東口には登山口の案内があり、ちゃんと山頂まで道があることが確定し一安心。

まずは山頂とは反対に南に進む かなりまともな道
ここから小尾根に乗って上に移動 巻道に出て今度は北上

 登山道はまっすぐ登らず逆方向の南へと緩やかに尾根を巻いていく。どこまで反対に歩かせるんだ?と心配になると巻道とは別に小尾根を上を目指す踏跡入口に目印が出現、そちらに乗り換えると今度は北側に登る巻道に出た。それを進むと程なく稜線へ。

稜線に出ると標識登場 稜線上を行く
道は稜線東に移る この付近は道がかなり薄いが籔無し

 あとは稜線を行くだけだと思いきや、道は稜線東側を巻き始めた。登っているので山頂を巻いてしまうことはないだろうが、いよいよ怪しくなったら尾根へ出ようなどと考える。稜線東側は照葉樹林帯、西側は植林帯で対照的だ。道がある東側は照葉樹の落葉が深く積もって道を覆ってしまっており、藪山で目が慣れている私なら道を外すことはないが、一般登山道しか歩かない人は目印をよく見ないと道を失いそうだ。まあ、道を外れても地面付近は藪はなく、適当に上を目指せばいいだけだが。

道が稜線に合流 555m峰
555m峰の標識 山頂へ向かう

 どこまで巻き道が続くのかと思ったら結構なところまで登った。そのうちに自然に稜線に吸収されて、北風が吹き付ける尾根に乗る。それ以降はずっと尾根を登る。偽ピークもあって騙されたが大きなアップダウンは無かった。その偽ピークには分岐標識があったが、地形図に無い道なので具体的にどこに出るのかは分からなかった。

有地山山頂 久しぶりのM大標識。三重県では初めて見たと思う
有地山から見た天神山 有地山から見た姫越山

 山頂は西側が開けて明るい場所だった。なおも北上すれば昨年登った大河内山まで道は続いているはずだ。だが北側は樹林で見えない。

道が稜線東に逃げてからも尾根上を進んでみた たぶんこの辺で主尾根を外している

 帰りは登山道が東に逃げても稜線上を下ってみたが、大半の登山者は東の巻き道を通るようで道は極端に薄く目印も少なかった。ただ、地形や植生で通過が困難な場所はなく、稜線上に道があっても不思議ではない、というか、これなら通常は稜線上に道が出来て当然と思えたのだった。そのまま稜線を南下し続けるとどうも様子が怪しい。目印が少ないのは変わらないが左手に顕著な尾根が見えているではないか。標高400mで左に曲がるところを直進してしまったようだ。

左にトラバース 正しい尾根に復帰

 戻るのは面倒なので左にトラバース。隙間が多い照葉樹林で進むのに問題なし。小尾根を越えて次の尾根で目印が多数登場し、すぐに左から道が合流した。あとは登りと同じルートで下る。

 

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